私が子供の頃は地域との交流があり、子供だけでなく大人とも交流をしていました。現代のように情報が溢れているようなことはありませんでしたがそうした交流や本などを読んで自分なりに情報を集め、様々な未来を想像し多くの夢を描いていました。
近年の子供たちはどのような環境で育っているのでしょうか。核家族化が進み、地域の交流も限定的となり、自分たちだけの世界に閉じこもってしまう家庭が増えてしまっているように感じています。
狭い範囲で完結してしまう娯楽が増えたことや情報社会が進んでいることも理由の一つとして考えられますが大人と子供の交流が限定的となり、未来を見せられる大人が親だけになってしまっているのではないでしょうか。
親だけの責任とせず、地域や社会が一体となって、子供たちが様々な未来を描ける社会を作る。そういった支援が必要であると感じています。
一方、実際に起こっている問題として子どもの6人に1人が相対的に貧困であると言われています。生活が苦しい世帯では高校への進学、大学への進学が難しく、就職の選択も限定的となってしまいます。進学することが全てを解決する訳ではありませんが、貧困の連鎖、負のスパイラルを断ち切るためには進学できる環境を作ることが重要な要素の1つだと考えています。
弊社の取り組みの一つとしてとして返還不要な“奨学金制度”を策定しました。この取り組みが子どもたちの「希望」や「夢」を実現させるための一つの手段となることを願っています。
最終的なビジョンとして、「サポートを必要とするこどもたちがいない」
「支援を必要としない社会」を目指しています。
選択肢をもつことができないすべての子供たちへ選択肢を与えることで、自立した一人の大人として社会で活躍していって欲しい。
選択肢に気づくことができなかった子供たちへ選択肢を与えることで 将来に希望を持ち、明るい未来を創造して欲しい。
「すべての子供たちに、選択肢と希望を」そんな思いのもと活動しています。
「勉強がしたいのにできない・・・」
- 家庭環境と子育てを取り巻く課題 -